乗車券と「きっぷ」が持つ意味

駅に行き列車に乗ろうと思うと、昨今では交通系ICカードSuica,PASMO等)を改札機にかざせばOK・・・なのですが、地方部に行けばまだ上記のように「きっぷ」を買わなければ乗ることはできません。

買わずに乗った場合だと、

  • 車掌さんが乗っておれば、行先を申告し運賃を払ってきっぷを買う
  • ワンマン列車であれば、車内据え付けの運賃箱に相当額を投入する

あたりが基本的な運賃払いの方法と言えます。

 

これらに共通する事は、タイミングこそ違えど「運んでもらう対価を運賃というカタチで支払う」という事であり、難しく言うと「きっぷは輸送契約の有価証券」という風に呼ばれます。

「輸送」とか「契約」「証券」という言葉だと敷居の高さを感じますが、写真のような1550円だと「証券」っぽさを感じなくもありませんが、それが初乗り運賃の安価な150円であったとしても「証券」である事には変わりがないですし、利用者が列車に乗っていく場合はどんな運賃であったとしても、鉄道会社とその都度「契約」を駅できっぷを買うという行為をもって「締結して」いる訳です。

ICカード乗車券だとついついその「手軽さ」に忘れがちですが、この小さなエドモンソン券(写真のようなきっぷの形)にそれだけの「意味」と「重み」があると思うと、あだや疎かに扱えません。