青春18きっぷ

「限界旅」という言葉がSNSを賑わせている昨今、一部の鉄道マニアからはまさにその「限界旅」の最適ツールとも言えるのがこの「青春18きっぷ」だと言えます。

JR東海の「休日乗り放題きっぷ」と同じく「企画券」というカテゴリにありますが、こちらはJR6社の普通列車にどこまでも乗れる(ただし新幹線はもとより特急や急行、JRバスも乗車不可)というロマンすら感じさせるきっぷです。

上の「青春18きっぷ」の発行場所が「J西鹿児島支店」となってますが、これは当時JR九州の主要駅にあった「ジョイロード」という旅行代理店で買ったもので、その源流を辿ると国鉄時代の「旅行センター」に求めることができます。全国のJR駅はもとより、旅行代理店や大学生協等でも買い求めることができたことから、今なおこのきっぷを使っての「ちょっとキツめの旅」をされる人が比較的多く見受けられます。

券面に違和感を感じた人がおられると思いますが、今のように1枚で5回(または5人)使える「1枚完結型」と違って当時は「表紙+5枚綴り」という「回数券型」だったのが標準で、上記のようにマルス(指定券券売機)発券でも6枚のきっぷが出てきます。

写真のようにきっぷの空いた空間に「途中下車印」を押してもらって、まるで「御朱印帳」のような券面にした人もいたのではないでしょうか。